コーヒーに「砂糖」や「ミルク」を入れると風味がどう変わるのか?
どーも、コーヒー大好きIndoです。
Indoは普段、ブラックでコーヒーを飲みます。
ただ、パンやスイーツを食べるときなど、「カフェオレが飲みたいなー」と思います。
そんなときも、ハンドドリップで淹れたコーヒーの風味を生かしつつ、おいしいカフェオレにしたいものです。
そこで今回は、「砂糖」や「ミルク」に合うコーヒーの風味は何?
ということを紹介できればと思います。
この記事が、皆さんのカフェオレ作りの参考になれば幸いです。
- 砂糖とミルクを入れるとコーヒーの風味はどう変わるの?
- 砂糖が酸味を和らげる理由
- ミルクが苦味をまろやかにする理由
- おすすめの焙煎度合いとそれぞれの割合
- 「砂糖」と「ミルク」と上手に付き合ってコーヒーを楽しもう
砂糖とミルクを入れるとコーヒーの風味はどう変わるの?
結論から言います。
砂糖を入れると、酸味が和らぎます。
ミルクを入れると、苦味がまろやかになります。
酸味のあるコーヒーとミルクが、思ったより合わないと感じたことや、
砂糖を入れたけどあまり苦味が消えなかった、という経験はありませんか?
それは、その組み合わせがあまり良くないからです。
それでは、なぜ砂糖は酸味をやわらげ、ミルクは苦味をまろやかにするのか、その理由について説明します。
砂糖が酸味を和らげる理由
その理由はズバリ、「酸味と甘味のバランスが取れると、人はおいしさを感じるため」です。
砂糖を入れることで、酸味を「すっぱい」から「おいしい」と感じることができるようになるそうです。
その根拠ですが、とある論文で、このような内容が書いてありました。
0.1 % 酢酸溶液にショ糖 5 ~ 10% 添加の味は酸味と甘味のつり合いがよく,調味酢や甘酸味として好まれる濃度であった。
家政学雑誌 Vol . 28 No . 4 ( 1977 )
濃度とか言われても分からないと思うので、絵にするとこんなイメージです。
中間のおいしいと感じるエリアが、酢豚や、フルーツです。
酸味の種類は違いますが、甘みの中に、酸味がアクセントとして効いていて、おいしいですよね。
コーヒーでも同じことをやれば、酸味のコーヒーをもっとおいしく飲むことができる、というわけです。
ミルクが苦味をまろやかにする理由
牛乳は苦味を消す作用を持っています。
明治のHPにはこのような記述があります。
牛乳のたんぱく質や脂肪の粒子は、その表面でいろいろな物質を吸着します。苦みや辛味の強いものと牛乳を合わせると味がまろやかになるのはこの性質のためです。
明治 HP: https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/shokuikurecipe/iroha/advance/dairy/03/
これによって、コーヒーの苦味が和らぎ、味がまろやかになります。
ちなみに、ポーションタイプのコーヒーフレッシュなど、ミルクの乳脂肪分が入っていないミルクを使用すると、上に書いたような作用が出ないために苦味がまろやかにはなりません。
いいカフェオレを作るなら、脂肪分のあるミルクか生クリームを強くおすすめします。
おすすめの焙煎度合いとそれぞれの割合
Indoが考えるカフェオレに最適な焙煎度合いは、「中深煎り~深煎り(フルシティ~フレンチロースト)」の豆です。
酸味もわずかにあり、苦味やコク、甘みがある中深煎りの豆は、ミルクにも砂糖にも合います。
また、カフェオレ用にコーヒー抽出を行う時は、普段のコーヒーの抽出量の半分にして、もう半分をミルクにすることをおすすめします。
いわゆる、ハーフ&ハーフです。
こうして作ったカフェオレは、普段の量で抽出したコーヒーより、コーヒーのいい香りが感じられ、格段においしいカフェオレを飲むことができます。
砂糖は、好みです。
ほのかな甘みを感じたいときは、小さじ1杯(5g)。
甘いのが飲みたいー!という時は、その三倍など、いろいろ試してみるといいと思います。
Indoは、ほのかな甘みが好きなので、砂糖を入れるときは、120mlに小さじ1です。
ほとんど甘みは感じられませんが、カフェオレの風味に奥行きが出て、より美味しくなります。
「砂糖」と「ミルク」と上手に付き合ってコーヒーを楽しもう
巷では、「豆本来の風味を楽しむために、ブラックで飲んでください」とか、
「ブラックコーヒーにはダイエット効果があるため、砂糖やミルクは入れないほうがいい」
といった話があり、ミルクや砂糖は敬遠されがちですが、そんなことを気にする必要はありません。
コーヒーは嗜好品なので、その人が飲みたいように飲んで、コーヒーを楽しめばいいんです。
とらわれすぎは、不幸な時もあります。
柔軟に生きましょう。
普段、ブラックを飲む人も、たまには気分を変えて、他の飲み方を試してみてはいかがでしょうか?
素敵なコーヒーライフを。
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